ビジネスシューズに限らず長時間靴を履いていると、足が蒸れてきたり靴内の温度の上昇を感じた経験がある方は沢山いるのではないでしょうか。
ビジネスシューズはその構造上、通気性はあまり高くならないですが、使用用途によっては一定の通気性能を必要とされる方もいると思います。
当サイトの機能性ビジネスシューズに求めるポイントの一つにも通気性が入っています。すべてのビジネスシューズに備わっている機能ではないだけになかなか探すのが難しいものではありますが、その中でも通気性が高い仕組みを採用しているビジネスシューズを紹介していきます。
靴の内部の温湿度について
先述しているように靴は履いていると内部の温度がどんどん上昇し、湿度も上がります。足の裏は汗腺が多く、夏の時期では1日にコップ一杯分の汗をかくという報告もあります。
靴内部の温湿度の上昇は靴の臭いの原因や皮膚病。マメが出来る原因にもなります。
これらの理由からも外回り中心の営業マンや長時間立ち仕事を行う人にとっては靴の通気性は非常に重要な機能と言えます。
ビジネスシューズに限られる通気性
靴の通気性を向上させるには、靴内部の空気と外気が適度に循環できる機能が必要になります。わかりやすくアッパー全体にメッシュ素材が採用されたスニーカーなどであればある程度の通気性は確保できますが、ビジネスシューズの場合アッパーは天然皮革か人工皮革のいわゆる革靴の為、アッパー部分からの大きな通気性が期待できません。
ビジネスシューズが通気性を確保できるのは一部のアッパー素材と靴底(アウターソール)に限定されます。
防水性を兼ねた通気性
スニーカーのメッシュ素材には届かないまでも、ビジネスシューズに使われるアッパー素材では合成皮革よりも天然皮革(牛革)などの方が通気性は高く、更に防水対応として使用される「ゴアテックス@ファブリクス」は高い防水性に加え蒸気を循環させる透湿性を兼ね備えた素材になります。
以下は「ゴアテックス@ファブリクス」の防水性と透湿性を証明している公式動画になります。
日本語字幕再生が可能です。
通勤快足「TK33-09」
防水対応の機能性ビジネスシューズ通勤快足「TK33-09」はアッパーにゴアテックスが採用されている事で高い透湿性を保持しているだけでなく、独自開発された「エアインソール」が歩行動作によるかかとの踏み込みを利用した自発的な空気の循環機能を有しています。
「TK33-09」の詳細はこちらでレビューしています。
靴底の通気孔で通気性を向上
ビジネスシューズに限られた数少ない通気性を確保するもう一つが靴底(アウターソール)に通気孔(ベンチレーションホール)を設ける仕組みになります。
ドクターアッシー「DR-6047」
甲高幅広の人を対象としたドクターアッシーの「DR-6047」ではアウターソール中心に通気孔(ベンチレーションホール)が採用されており、靴底から内部の空気と外気の循環を行う快適設定となります。
「DR-6047」の詳細はこちらでレビューしています。
脱ぎ履きによる強制的な通気性アップ
通気性を向上させる機能としては意味合いは違ってきますが、やはり即効性があり靴内部の強力な空気の循環という事に関して言うと、靴の脱ぎ履きによる強制的な通気があげられます。
長時間ビジネスシューズを履いていないといけない状況でもちょっとした合間などで一時的に脱ぎ履きができれば、靴内部の温湿度は大分変ります。
この時、普通の靴紐のビジネスシューズでは脱ぐときに靴紐を緩め、履くときにまた締め上げるという手間が発生しますが、履き口にゴムが採用されているビジネスシューズであれば短時間で手間なく脱ぎ履きを可能とします。
テクシーリュクスを中心に履き口の両サイドにゴアの切れ込みが採用され、脱ぎ履きをスムースにするビジネスシューズが沢山あります。サイドゴアが採用されたビジネスシューズはこちらで紹介しています。
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