ヨネックスから発売されている人気のウォーキングシューズブランド「パワークッション」のなかでビジネスラインとして展開している「Be-COMFORT」シリーズがあります。
更にその中でも人気が高いのがパワークッション「MB-04」になります。見た目はシンプルなビジネスシューズでありながら、ウォーキングシューズに良く採用されている履き口ファスナーが実用的。スポーツメーカーが作る機能性ビジネスシューズとして徹底的に紹介していきます。
パワークッション「MB-04」の主な特徴
パッと見は普通のビジネスシューズですが、履き口の内側にファスナーが採用されている事がわかります。
両足とも内側1か所のみになります。
基本スペック
商品名 | MB04 |
ブランド | YONEX |
タイプ | Be-COMFORT |
アッパー | 天然皮革(牛革) |
アウターソール | 合成底 |
インナーソール | 取り外し式 |
ヒール高 | 4.0cm |
ワイズ(足囲) | 3.5E |
生産国 | インドネシア |
カラーバリエーション
ブラック一色のみの展開
デザイン
外羽根式のプレーントゥデザインはビジネスシューズの中でも最もシンプルなデザインの一つで最初に抑えておく種類の一つと言えます。
デザイン的に場所を選ばないオールラウンドに対応できる一足で、内側のファスナーも写真にあるように、履いている状態だとそこまで目立たず、気になりません。
アッパー素材
「撥水天然牛革」が使用されていて、防水シューズとまではいきませんが、軽い水はねなどは対応できる仕様です。
触った感じはとてもしなやかで、しわがつきにくそうな上質な革です。
つま先の形状
先端にかけてゆるやかに細くなるラウンド形状です。
ヒール高
ヒール甲は約3.5cm程度ですが、後述するインソール「パワークッション」が一般的なインソールよりも厚みがあり、履く高さは実質4cm以上あがります。
パワークッション「MB-04」の履き心地チェック
amazonの購入者レビューなどを参考にすると小さめと大きめ、両方の意見がありますが、小さめと言われる方が多いようです。
メーカーサイトにて表記されているワイズが「3.5E」と広めなのですが、今回「MB-04」は26.0cmを選びました。(※自分はワイズが3E以上であれば通常は25.5cmがジャストサイズになる事が多いです)。
先に結論をいうと「MB-04」は全体的に小さめ設計であり、たぶん多くの人がワンサイズ程度(+0.5cm)大き目を選択したほうが良いかもしれません。
以下でサイズ感の詳細をレビューしています。
管理人の足のサイズ | 左 | 右 |
足長 | 25.3cm | 24.5cm |
足囲 | 26cm | 25.7cm |
ワイズ | EEEE | EEEE |
足高 | 6.5cm | 6.7cm |
各部のチェックポイント
- つま先部分(爪先)
- 踏み付け部分
- 踵周り
- 履き口部分(トップライン)
- 土踏まず部分(アーチ)
- 甲周り部分
足の形は人それぞれなので誰にでも完璧とまでは言えませんが一般的に考えて、ビジネスシューズのサイズ選びで失敗しないポイントになっていますので、是非ご参考にしてみてください。
つま先部分(爪先)
親指先端から1cm~1.5cm程度の余裕があるくらいでちょうどよいです。
踏み付け部分
上下左右から、親指、小指に対しての無理な圧迫は感じられません。が公表されているワイズ「3.5E」なのかと言われると小さめ設計な気がします。
実際ワンサイズ(+0.5cm)アップしている状態で丁度なので、表記を鵜呑みにして「3.5E」の幅広設計なのでいつも通りのジャストサイズを選ぶと小さいと感じてしまう流れになりそうです。
ボールジョイント
靴のなかで最も幅が広い「ボールジョイント」も圧迫感なくジャストフィットしています。
ころし部分
「MB-04」はそこまでくびれが強くありませんが、ころし部分も適度なフィット感になります。
羽根の開き具合
サイドのファスナーを締め切った状態で靴紐をきつめに締め上げて約1cm程度の開きです。ファスナーによってある程度の調整は可能なのですが、「MB-04」のサイズ感のなかで特に小さく感じるのが甲の高さになります。
自分自身は甲高なのでより感じるのですが、他社の機能性ビジネスシューズは比較的甲高設計のものが多いなかでいうと「MB-04」は甲が低めに設計されています。
踵周り
小指の第一関節がかなりきつく入るレベルです。
履き口部分(トップライン)
履き口の高さはあまりないのでくるぶしとの干渉もありません。
土踏まず部分(アーチ)
最大の特徴であるパワークッションが履いている状態でもあまりへたらない為、その他のビジネスシューズに比べてしっかりと土踏まずをサポートしている印象があります。
甲周り部分
先述していますが、甲周りは特に甲高の人を意識しているわけではなく、きつく感じました。甲が高くない人であれば特に問題ないかと思いますが、甲高の人は注意が必要かと思います。
パワークッション「MB-04」のサイズ感まとめ
購入者のレビューを参考にワンサイズ(+0.5cm)アップを選んで正解でした。横幅に関してはそこまで細身ではないと感じますが「3.5E」の感覚で間違えてしまうかと思われます。感覚としては2.5E~3Eの間くらいでした。
また甲高設計ではないので、甲が高い人には設計上はあまり向かないかもしれません。
パワークッション「MB-04」の機能性をチェック
ここからはビジネスシューズとして快適に履く為の機能面をチェックしていきます。
機能性ビジネスシューズに求める8つのポイント
- 衝撃緩衝性
- ホールド性
- フィット性
- 軽量性
- グリップ性
- 耐久性
- 屈曲性
- 通気性
衝撃緩衝性
ヨネックス独自の衝撃吸収材「パワークッション」がインソールに採用されている事でかかとを地面に着地させた瞬間にクッションが一瞬沈み込むような感覚があります。
ホールド性
写真ではわかりずらいですが、クッションが内臓されていて足をホールドしています。
フィット性
インソールは立体形成というようなかかと全体を覆う作りではありませんが、パワークッションにより適切なフィット感を感じる事が出来ます。
軽量性
ビジネスシューズとしては別に普通ともいえる重さですが、その他の機能性ビジネスシューズは軽いものが多いので、手でもっただけでもやや重みを感じます。
履いている分には特に気にはなりませんが、更に100g程度軽いものもありますので、より軽さを求める方にはお勧めできないかもしれません。
グリップ性
見た目にわかりやすい凸凹ソールではありませんが低硬度ラバーに一定のグリップ力があり、複数ある溝が濡れた路面でもグリップを維持する仕組みが採用されています。
耐久性
低硬度ラバーにより、ある程度の耐久性がありながら、「MB-04」はかかと部分のラバーのメーカーによる張替え交換が可能です。
機能性ビジネスシューズのアウトソールは交換できないものがほとんどですが、かかとのラバーを交換しながら長く利用する事も可能かもしれません。
屈曲性
天然皮革ではあるもののそこまで柔らかいアッパーでもない為、屈曲性はそこまで高くない印象です。
通気性
特に通気性を向上させる仕組みはありませんが、ファスナーの上下が簡単に行えるので例えば履きながらでもファスナーを落として内部の空気の入れ替えは可能です。
その他の機能について
ウォーキングシューズによく採用されている履き口ファスナーがある事で脱ぎ履きがとてもスムースになります。
購入前はこのファスナーはビジネスシューズの見た目としてどうかと若干心配しましたが、実際履いてみると特に目立たず、たぶん他人はほとんど気が付かないレベルのような気がします。
パワークッション「MB-04」のまとめ
高級感あり見た目はビジネスシューズとして何ら問題ないかと感じます。ただ、スポーツメーカーが作るウォーキングシューズの機能を伝承したビジネスシューズという場合にはやはり若干重さが気になるのとしっかりした作りである反面、全体的に固さがあります。
足が細身で甲が低い人であればよりフィットすると思いますが、甲高幅広の方の場合は靴紐の適切な調整や選択するサイズから重要になりそうです。
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