日本人に多いとされる甲高、幅広でも楽に履ける靴づくりを長く展開するブランド「ドクターアッシー」
中でもビジネスタイプで非常に人気が高い「DR-6047」を紹介しています。
長らくリピートし続けるファンが沢山いる「ドクターアッシー」には機能性ビジネスシューズとしての魅力満載です。
「DR-6047」の主な特徴
ベースのコンセプトからして甲高で幅広の日本人をターゲットにしている同社のシューズですが、ここにビジネスシューズとして必要な要素を沢山盛り込まれています。
基本スペック
商品名 | DR-6047 |
ブランド | Dr.ASSY |
タイプ | ビジネスタイプ |
アッパー | 天然皮革(牛革) |
アウターソール | 合成底 |
インナーソール | 取り外し式 |
片足重量 | 約240g(25.5cm) |
ヒール高 | 4.0cm |
ワイズ(足囲) | 4E |
生産国 | カンボジア |
カラーバリエーション
ブラックとブラウンの2色展開です。
デザイン
外羽根式のストレートチップが採用されており、ビジネスからフォーマルまで対応可能です。ただ元からついている靴紐が比較的太めでこの部分がカジュアルさを感じさせます。
ドレスシューズ的な利用を考えている場合には靴紐を変更しても良いかもしれません。
つま先の形状
丸みがあるラウンド形状になります。
「DR-6047」の履き心地チェック
ドクターアッシーのシューズは甲高、幅広の方を対象としている事もあり「4E」のワイド設計になります。
今回「DR-6047」は25.5cm(4E)をチェックしています。
管理人の足のサイズ | 左 | 右 |
足長 | 25.6cm | 25cm |
足囲 | 26cm | 26cm |
ワイズ | EEEE | EEEE |
足高 | 6.5cm | 6.5cm |
各部のチェックポイント
足の形は人それぞれなので誰にでも完璧とまでは言えませんが一般的に考えて、ビジネスシューズのサイズ選びで失敗しないポイントになっていますので、是非ご参考にしてみてください。
つま先部分(爪先)
自然に足の指を伸ばした状態で、大体1cm~1.5cm程度の余裕分(捨て寸)がある程度で理想的なあまり具合でした。
踏み付け部分
さすが甲高、幅広の方を対象としているだけあり、踏み付け部の両側から圧迫を受けず、非常にゆったりとしています。
自分の足自体「4E」なので靴が大きいという事はなく、丁度良いレベルです。
ボールジョイント
靴の最も幅が広い部分(ボールジョイント)もワイド設計により非常にゆったりしています。
ころし部分
「DR-6047」はデザイン的にそこまで急激なくびれ「ころし」はなく、インソールのアーチの盛り上がりも控えめなので「ころし」部分の圧迫はほとんど感じません。
羽根の開き具合
靴自体が甲高、幅広設計の為、フィットさせるには靴紐をかなりきつく締め上げるイメージになります。この時の羽根の開きは丁度、一般的に理想とされる約1cm程度の開きとなりました。
多分、甲が高くない人であればほとんど羽根の開きが無い状態になるのではないかと思われ、改めて自分は甲高の足をしているという事を認識できました。
踵(かかと)周り
特に窮屈さを感じる事もなく、小指がきつく入れれる程度なのでぴったりです。
履き口部分(トップライン)
履き口周りにクッションパッドが内臓されている為、足への当たりは柔らかく、トップラインの高さも一般的もしくは若干低めなので踝(くるぶし)への干渉もありません。
土踏まず部分(アーチ)
アシックス商事のテクシーリュクスシリーズに比べるとインソールの立体形成は控えめで土踏まず部のフィット感はそこまで強くありません。
私自身はどちらからというとハイアーチ(土踏まずが高め)気味なのでもうすこしインソールの盛り上がりが欲しいところです。
甲周り部分
歩行しやすいように靴紐を締め上げればある程度の圧迫はありますが、甲高設計により、その他のシューズと比較してもゆとりある甲周りを体験できます。
「DR-6047」のサイズ感まとめ
甲高、幅広が対象というコンセプトに偽りなく、非常に安心感のある履き心地です。「ころし」のくびれ具合はそこまでつよくなく、履き口もあまり高さがないのでしっかりフィットさせるには普段の足のサイズそのままを選び、靴紐の締め具合でフィット感を調整するのがよいかと思います。
「DR-6047」の機能性をチェック
ここからは「DR-6047」の機能性ビジネスシューズとしてのポイントをチェックしていきます。
機能性ビジネスシューズに求める8つのポイント
衝撃緩衝性
アウターソールのかかと中心部分はクッション性の高いEVA樹脂が採用されています。
また厚みはそこまでありませんがインソールのかかと裏もクッションが追加されており、衝撃緩衝性を補強しています。
ホールド性
履き口周りのクッションパッドは比較的厚みがあり、ホールド性を高めています。
フィット性
インソール自体はスニーカーのような立体形成ではない為、これ自体にフィット性を向上させる機能はさほどなく、履いていて足裏に疲れが出る場合には、別途立体形成のカップインソールへの変更を検討してみてもよいかもしれません。
軽量性
軽量性を謳っているだけあり、驚異の「240g以下」でした。一般的に当サイトにてチェックしている機能性ビジネスシューズでも比較的軽めの部類で310g~330g程度ですが、更に100g程度の軽さを実現しています。
実際履いていてもこれが革靴かというような軽さです。
グリップ性
形状の異なる突起により一定のグリップ性を発揮しています。が全体的な軽さを優先されている事もあり、アウターソール自体柔らかく、溝も浅い為、比較的早い段階ですり減ってしまいます。
耐久性
かかと部の後方にて比較的硬めのラバー素材が採用されています。
屈曲性
天然皮革(牛革)のアッパーにより柔らかく屈曲する為、踏み出しが非常にスムースです。
通気性
アウターソールの中心部分にある通気孔(ベンチレーションホール)が通気性を高めます。
インソールをめくってシューズの内底部分にも、通気孔に合わせてメッシュが採用されており、靴の内部と外部の通気性の向上につながります。
「DR-6047」のその他の特徴
「DR-6047」は甲高、幅広設計の為、デザイン的にスリム感は全くありません。全体的に丸みを帯びたビジネスシューズという印象です。
写真は機能性ビジネスシューズとして同様に人気が高いテクシーリュクスの中でも定番モデルの「TU-7774」との比較ですが、「TU-7774」自体、テクシーリュクスブランドの中では丸みがある方でよりクラシカルな形状ですが、ドクターアッシー「DR-6047」の方が圧倒的に太めです。
「DR-6047」のデメリットについて
「DR-6047」には脱ぎ履きをサポートする履き口のゴムがありません。当然ですが、普通の靴紐では伸縮性が無い為、履くときや脱ぐときは紐をほどいて結び直す必要があります。
これ自体は紐靴では当たり前の行為なので問題ありませんが、いちいち紐の操作が面倒に感じる人もいるかと思いますし、甲高の人ほど、大きく緩めないと脱ぎ履きできないという問題があります。
「DR-6047」の脱ぎ履き対策
そこで写真のように通常の靴紐からゴム製の靴紐に変更する事で各段に脱ぎ履きをしやすくすることが可能になります。
見た目も普通に見ただけでは全く違いがわからない程度です。
またドクターアッシーの中には脱ぎ履きがしやすいインサイドファスナー機能が採用された「DR-8014」もあり同ブランドのカジュアルラインとして人気定番商品となります。こちらも履き心地等を詳細にレビューしていますので良ければ一緒にご確認ください。
このページのまとめ
機能性ビジネスシューズとして疲れずらさを最優先にされる方も多いと思いますが、この疲れにくさの為にはまさにサイズがあっている事が重要かと思います。
もともとのコンセプトが甲高、幅広の日本人を対象としている事からもこれに該当する方には非常におすすめでき、かつ脅威の軽量性をがある為、沢山歩行する必要がある方にも「DR-6047」は大変おすすめの一足かと思います。
伸びる靴紐はこちらからどうぞ
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